ピュアエレメイクとは、「ピュアエレガントメイク」の略で、上品でエレガントなのに、カワイらしさとピュアさを兼ね備えたしっかり感のあるメイク法です。
主に、モデルや美容関係の流行に敏感な20代女性に人気。ただのナチュラルメイクとは異なり、フォーマルな場にも適した上品な仕上がりでありながら、ピュアなかわいらしさがあるので、イマドキ風なのに知的で清楚な印象を与える事ができます。
仕上がりの高さとは対照的に、メイクの手順は至って簡単。使用するアイテムもかなり少なく、通常のメイク時間の半分以下で仕上げる事ができます。
一般的なメイクとピュアエレメイクの大きな違いの秘密は、ベースメイクにあります。
一般的なメイクでは、肌色の着色料を主原料としたファンデーションやBBクリームを使用します。
この肌色着色料は、ペンキと同じ原理で、肌の上にべったりとペンキの様に塗りつぶす事で、肌のアラを隠すので、同時に素肌は隠され、代わりに人工的な肌色が肌の代わりになる仕組みです。シミなどは多少薄く見せる事が出来ても、その分、素肌本来の透明感は失われ、マットで老けた印象になりがちです。
一方、ピュアエレメイクでは、肌色着色料主体のファンデーションやBBクリームは一切使わず、ベースメイクは「無色ファンデ」のみで仕上げるのが特徴です。
無色ファンデは、無色半透明のクリームの様な見た目ですが、肌の凹凸をなめらかに見せ、クスミやアラをぼかす事ができます。しかし、市販のファンデの様に肌色着色料でペンキの様に塗りつぶすのではなく、素材の効果のみでカバー力を発揮するので、肌本来の透明感とツヤ感があり、若々しく自然な仕上がりになります。
メイクの仕上がりの善し悪しは、ベースメイクに掛かっていると言っても過言ではありません。なぜなら、人から見える顔の面積の8割以上は「肌」だからです。この肌がくすんだ人工な肌色では老けて見えるのも無理はありません。
そうは言っても、「シミを隠さないと老けて見えるのでは?」という声もあります。確かにシミは無い方が良いに決まっていますが、はたしていつものファンデやBBクリームで、シミは完全に消せているでしょうか?どんなにカバー力が高いと言われるファンデを厚塗りしても、シミは薄っすら見えている事でしょう。それでいて素肌の透明感もツヤも失われて、肌が人工的なグレーに見えクスミもできれば、何の為にファンデを塗っているのかわかりません。
それであれば、シミは多少あってでも、ベースメイクを無色ファンデにしてツヤや透明感を活かしつつ素肌をカバーできた方が、何倍も若々しく上品にみえます。
「化粧をする=肌色ファンデを塗る」という昭和からの古い固定概念を捨て、素肌を活かす「ピュアエレメイク」に切り替えていく美容通の女性がますます増えていくことでしょう。
主なベースメイク素材一覧
■ ファンデーション(プレストファンデ、リキッドファンデ、ミネラルファンデ含む)
■ 無色ファンデ
■ BBクリーム
■ 化粧下地
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